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24時間戦えますか。〜努力が美化されすぎていた時代からの学び〜

日本では昔から「努力は美徳」と言われてきました。
残業をしてでも、とにかく多くの仕事をこなすことが評価される文化も長く続いています。

かつては栄養ドリンクのCMで「24時間働けますか?」というキャッチコピーが流れていた時代もありました。
そうした価値観を多くの人が持っているのも、ある意味では無理のないことだと思います。

特に高度経済成長期は、作ったものがそのまま売れていく時代でした。
そのため「とにかく量をこなす」という努力の方向性は、一定の合理性があったとも言えるでしょう。

しかし、環境が大きく変わった今の時代に、同じ考え方をそのまま当てはめるのは少し危険だと感じています。


「努力は裏切らない」をそのまま受け入れない

よく言われる言葉に「努力は報われる」というものがあります。

聞こえはいいですが現実としては、

  • 頑張ったこと
  • その分だけ報われること

この2つが必ずしも一致するとは限りません。

むしろ正確に言うならば

❌ 努力は必ず報われる
⭕ 努力が必ず報われるわけではない

というのが現実に近いと思います。

これは努力を否定しているわけではありません。
ただ、努力の方向性を考えないまま頑張ることには疑問を感じています。


努力よりも「判断」が重要

引用:エッセンシャル思考 著グレッグマキューン

この図は、多くのことを成し遂げる技術ではなく、正しいことをやり遂げるエッセンシャルな思考を持つことの大切さを表現したものです。
同じだけのエネルギーで左はあらゆる方向に努力が引き裂かれている状態。
それに比べて右側は、努力の方向が絞られているため、遠くまで進められることができて成果を出せている状態

問題なのは、次のような努力です。

❌ 必要性の乏しいが期限が近い細かな作業や、メールの返信ばかりに追われて、自分の重要な業務に着手ができない。何をするべきかモヤモヤしたままで、どの方向に進むべきか分からないまま、闇雲に努力する

一方で、本来あるべき形はこうだと思います。

⭕ 自分がどの方向に進むのかを俯瞰して考える(自分だけで分からなければ関係者を巻き込み議論して)
⭕ 方向を決める
⭕ その方向に進むために努力する

つまり、努力よりも先に「判断」があるべきということです。

方向を決めずに努力をするのは、例えるなら
「どこに行くかを決めずに全速力で走り続ける」ようなものです。


投資も同じ

この考え方は、投資にもそのまま当てはまります。

SNSでは

「この株は買うべき」
「これが今アツい」

といった情報がたくさん流れています。

しかし、それを何も考えずに鵜呑みにして、手当たり次第に買うのはおすすめできません。

まず考えるべきなのは

  • 自分はどのように資産を形成したいのか
  • いつまでにどの程度の資産を持ちたいのか
  • そのためにはどんな手段が適しているのか

という方向性です。


例:目標によって戦略は変わる

例えば、同じ「1億円を目指す」でも戦略は全く変わります。

長期型

20年後に1億円を保有したい

  • リスクを抑える
  • 長期保有を前提
  • インカムゲイン中心

→ 高配当株などを積立投資


短期型

5年後に1億円を保有したい

  • リスクは高い
  • 短期売買
  • キャピタルゲイン中心

→ デイトレードなど


このように

自分がどんな未来を望むのか

を考えた上で、

  • 性格に合う
  • 納得できる

投資方法を選ぶことが大切だと思います。


投資の手段はたくさんある

資産形成の方法は一つではありません。

例えば次のようなものがあります。

  • 債券
  • 株式
  • 投資信託
  • 不動産
  • FX

この中でも、具体で考えていくとたくさんのものがあり、(例えば、株式でも日本株や米国株、日本株でも商社、エネルギーなど)どれが自分に合うかは、実際にやってみないと分からないこともあります。

そのためおすすめなのは

一気に大きな金額を投資するのではなく、小さな金額でスモールスタートすることです。

※前半では、努力は絞ることを勧めましたが、投資はリスクを減らす観点で1つに絞るのではなく分散することをおすすめします。

そして

  • 試す
  • 振り返る
  • 改善する

というトライアンドエラーを繰り返すことで、成功する精度は少しずつ上がっていきます。

(ただし、回数だけ重ねるのではなく、結果を振り返ることが前提です)


宝くじと投資の違い

最後に少しだけ宝くじの話をします。

宝くじは「1等1億円」などが強調されるため、とても魅力的に見えます。

しかし、全体で見ると仕組みはこうなっています。

例えば

1000円買う → 平均的には500円として戻る

つまり

投資額の半分が回収される設計です。

これは全体としてマイナスになる

マイナスサム

のゲームです。


ゲームの種類

世の中には大きく3つの構造があります。

マイナスサム

全体で損をする
例:宝くじ

ゼロサム

誰かの利益 = 誰かの損失
例:FX

プラスサム

全体で価値が増える
例:株式

株式は企業が利益を出し続ける限り

  • 配当
  • 株価上昇

として還元されます。

つまりプラスサムの構造です。


どの場に身を置くかはとても重要

努力も投資も同じですが、

どの場に身を置くか

は非常に重要です。

だからこそ

  • 闇雲に努力する
  • 闇雲に投資する

のではなく、

方向性をしっかり考えて決めること

が大切だと思っています。


私の資産形成の方針

ちなみに私は現在、次の3つを中心に資産形成をしています。

  • 日本株
  • 米国株(ETF)
  • 投資信託(米国・全世界)

これらを軸に、長期的な資産形成を進めています。