今から10年ほど前、私は月100時間近い残業をしていました。
給料は増えていました。
それでも、なぜかお金はあまり貯まりません。
家に帰ると、部屋には物が溢れていました。
服、カバン、靴、使っていない物…。
そして頭の中も、どこかずっとモヤモヤしていました。
今振り返ると、その原因は
**「物の多さ」と「支出の習慣」**だったのかもしれません。
資産形成の基本はとてもシンプル
資産運用の考え方はとてもシンプルです。(下式は過去に説明しているので詳細は割愛します)
資産 = 収入 − 支出 +(資産 × 運用利回り)
多くの人は
- 収入を増やす
- 投資の利回りを上げる
ことに目が向きがちです。
しかし実は、**「支出」**も非常に重要な要素です。
今回は、この支出についての話です。
残業で稼いだお金はストレス発散で消えていた
当時の私は、残業で増えたお金を、ほとんど外に出る気力がない状態にも関わらず
- 高いブーツ
- ブランドのカバン
- 服
などに使っていました。
理由はシンプルで、ストレス解消です。
忙しい日々の中で、
「頑張っているから、これくらいはいいだろう」
と買い物をしていました。
結果として
- 物は増える
- お金は貯まらない
- 部屋も気持ちもスッキリしない
という状態になっていました。
『人生がときめく片付けの魔法』との出会い
そんな時に読んだのが、
こんまりこと近藤麻理恵さんの
『人生がときめく片づけの魔法』

でした。
この本を読んで、
「物を持つこと」の考え方が大きく変わりました。
まずは不要な物を手放す
最初にやったのは、家の中の整理です。
- ほとんど着ていない服
- 使っていないカバン
- なんとなく持っている物
これらを一度、メルカリに出品しました。
それでも売れないものは思い切って処分。
これを繰り返した結果、
部屋はかなりスッキリしました。
そして不思議なことに、
頭の中もスッキリしてきたのです。
イメージとしては、「あの服着てないな。」と思いながら生活するのか、しないのかで心の負荷の違いを明らかに感じるようになりました。
「すぐ買わない」というルール
物を整理した後、もう一つ大きく変わったことがあります。
それは
欲しいと思っても、その場で買わない
というルールを作ったことです。
例えば
- 欲しいと思ってもすぐには買わない
- 数日〜数週間おく
- それでも欲しいものだけ買う
このルールを決めてから、後から後悔する買い物が減りました。
特に服を買う機会はほとんどなくなりました。
お金だけでなく時間の使い方も見直した
もう一つ見直したのが、
時間の使い方です。
以前は
- 飲み会
- ゴルフ
- 付き合いのイベント
などに、かなりの時間とお金を使っていました。
そこで自分に問いかけました。
「これは自分にとって本当に必要なのか?」
心から納得できないものは、
思い切ってやめることにしました。
もちろん
- 接待
- 本当に必要な飲み会
には参加しています。
しかし、惰性で行っていたものは断るようにした結果、
飲み会は5割ほど減りました。
その代わりに
- 趣味のランニング
- 家族との旅行
- 家族や友人との外食
など、本当に大切なことに時間とお金を使うようになりました。
「足るを知る」とお金は貯まり始める
この変化によって
- 無駄な支出が減る
- 自分の時間が増える
という状態になりました。
すると自然と、
お金もどんどん貯まり始めました。
まさに
「足るを知る」
という感覚です。
この考え方は仕事にも応用できる
このシンプルな考え方は、仕事にも応用できました。
以前は資料を作るとき
- 図やグラフをたくさん入れる
- 情報量を増やす
という作り方をしていました。
しかし今は違います。
まず
伝えたいことを1枚でまとめる。
そして
- リード文で主張を明確にする
- その主張を支える図だけを入れる
という形にしました。
すると
- 相手に伝わりやすくなる
- 資料がシンプルになる
- 仕事の成果も出やすくなる
という変化がありました。
まとめ:足るを知るという考え方
物を減らすことは、単なる片付けではありません。
それは
- お金の使い方
- 時間の使い方
- 仕事の進め方
すべてに影響します。
「もっと欲しい」ではなく
**「これで十分」**と考える。
この感覚を持つことで、
人生は驚くほどシンプルで豊かになります。
もし興味があれば、ぜひ一度
自分の持ち物や時間の使い方を見直してみてください。
きっと新しい気づきがあると思います。