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“平均”を捨てろ。これからは“安いか、特別か”しか生き残れない

私たちは「平均」という言葉に安心を感じます。

平均年収、平均的な暮らし、平均的な人生。
それは、自分の立ち位置を確認できる便利な指標であり、
同時に「自分は大きく外れていない」という安心を与えてくれるものです。

多くの人が無意識に、
「自分は平均の中にいる」と考えています。

しかし、その前提はすでに崩れ始めています。

“平均”という考え方そのものが、現実とズレ始めているのです。

引用:資産運用の論点2026


米国のデータとなりますが、グラフを見ると、消費の構造は明確に変化しています。

上位10%の高所得者が、すでに消費の約半分を占めており、これは同じ資本主義の日本も似た傾向であると推察します。
そしてこの傾向は、今後さらに強まる可能性が高くなることが想定され、それは何を意味するのか。

もはや経済は
「平均的な消費者」を前提に動いていないということです。

■ 消費は“二極化”する

今後の消費はシンプルに2つに分かれます。

・お金に余裕のある層による「高付加価値消費」
・生活防衛を意識した「低価格消費」

この間にある“中間層向け”のビジネスは、最も苦しくなります。

なぜなら
富裕層には物足りず、低所得層には高すぎるからです。


■ 投資戦略は「バーベル」で考える

この構造変化に対して、投資も変える必要があります。

結論はシンプルです。

「富裕層」か「低価格」か、どちらかに張る。

中間は捨てる。


■ 低価格サイド

低価格サイドでまず外せないのが
神戸物産 です。

業務スーパーは、まさに“節約志向の受け皿”。

インフレが進めば進むほど、来店客は増えやすい構造になっています。

さらに、プライベートブランド比率が高く、
単なる安売りではなく「利益も取れる低価格ビジネス」です。

同じ文脈で見るなら
パン・パシフィック・インターナショナルHD も有力です。

“安さ+楽しさ”を提供できる企業は、今後さらに強くなります。


■ 富裕層サイド

一方で、もう一つの柱が“富裕層消費”です。

代表的なのは
オリエンタルランド です。

ディズニーは値上げをしても客が減らない。
これは、単なるテーマパークではなく
「体験価値」にお金を払う層を掴んでいるからです。

まさに典型的な“富裕層ビジネス”です。


■ 一番危ないのは“中間”

ここが最も重要です。

これから一番厳しくなるのは
“中間層向け”のビジネスです。

・中価格帯のアパレル
・普通の外食チェーン
・平均的なサービス業


■ ポートフォリオはこう組む

考え方はシンプルです。

・富裕層向け:40%
・低価格:40%
・分散(指数など):20%

いわゆる“バーベル戦略”です。

極端に寄せることで、構造変化の恩恵を取りにいくことが株式投資の戦略として有効と考えてます。


■ まとめ

これからの時代は
「平均」を前提にするとあまり成長が見込めないと思っています。

重要なのは、俯瞰してどの層に貢献する会社が今後成長するのかが、問われているのではないでしょうか。