最近、サンリオの株を購入しました。
サンリオというと、「ハローキティの会社」「かわいいキャラクターの会社」
というイメージを持つ人が多いと思います。
もちろんそれも間違いではありません。
ただ、企業分析をして感じたのは、
サンリオは“非常に利益構造が優れた戦略的な企業”
だということです。
今回は、その視点からサンリオを分析してみます。
■ サンリオの本当の強み
結論から言うと、
利益率の高い“ロイヤリティビジネス”を持っており、国内に留まらず海大にもファンを拡大していること
これがサンリオ最大の強みだと思っています。
ちなみにこちらは、2026年3月期第3四半期決算の説明資料のセグメント数値ですが、売上高全体のうち、ロイヤリティに占める割合が約半分であることがわかります。

また、利益推移を見ると右肩上がりで、日本、アジア、米州バランス良くファンがいることが分かります。

■ ロイヤリティビジネスとは?
簡単に言うと、「キャラクターのブランドを貸して使用料をもらう」
ビジネスモデルです。
例えば、
・文房具
・お菓子
・アパレル
・雑貨
などの商品にサンリオキャラクターが使われることで、
サンリオにロイヤリティ収入が入る仕組みです。
■ このビジネスの強み
ロイヤリティビジネスは非常に優秀で、理由は
在庫リスクがほとんどないということ
通常のメーカーであれば、
・商品を作る
・在庫を持つ
・売れ残るリスクがある
しかしサンリオは、
キャラクターの“ブランド”を貸す側であり
・在庫を持たずに済むこと
・設備投資が重くない
・利益率が高い
という特徴があります。
■ 海外展開との相性も良い
さらに、ロイヤリティビジネスは物理的なものを販売するのではなく、ブランドを貸すので、海外展開しやすいといった特徴があり
工場を大量に作る必要もなく、「キャラクター」の魅力を上げて広げることができればいい
実際、サンリオキャラクターは海外人気も強く、
・アジア
・北米
などでも認知度があります。
■ キティちゃん“一本足”ではない
サンリオの強さは、
「キャラクターの層の厚さ」
にもあります。
もちろん、ハローキティ
は圧倒的知名度ですが、
それ以外にも、
・シナモロール
・ぐでたま
・クロミ
など、
複数の人気キャラクターを持っている
これは非常に重要です。
もし1キャラクター依存だと、
そのキャラクターの人気が低下する=業績悪化
につながります。
しかしサンリオは、
多数のキャラクターを多数生み出している
つまり、“ブランドの分散”
ができているということです。
■ テーマパークの役割
サンリオはロイヤリティだけではありません。
・サンリオピューロランド
・ハーモニーランド
のテーマパークも運営しています。
これらは単なる遊園地ではなく、
「キャラクターとファンとの接点を作る場所」
だと思っています。
・キャラクターに触れられる
・サンリオの世界観に触れる
・グッズを購入する
ことでさらにファンになる
つまり、テーマパーク→キャラやサンリオの世界観に触れる→ファンになる→グッズが売れる→ブランド強化といった好循環を生み出している
■ サンリオの参入障壁
なんと言ってもキャラクターのブランド力です。
サンリオキャラクターは、
老若男女が知っており、“かわいい”だけではなく、
・安心感
・世界観
・感情的価値
があります。
誰かが知っているとキャラを通して共通的な話ができる。
これは簡単に真似できません。
つまり、参入障壁が非常に高い
■ なぜ投資したのか
私は普段、高配当株を中心に投資していますが
そんな中で高配当ではないサンリオを購入した理由は、
“先述した特有の企業の強さ”を感じたからです。
・ブランド力
・世界観
・ファンとの繋がり
・そしてそれを支える従業員
こういった資産は、数字で見えるものではないが、重要な視点と思います。
そして今後のAI時代でも、“感情価値”を持つ企業は強いと考えています。
・ロイヤリティによる高収益
・在庫リスクの低さ
・海外展開のしやすさ
・テーマパークによるファン化
これらをうまく経営していると判断したため、投資判断に至りました。