私は普段から、できるだけ不必要なモノを買わないようにしています。
そして、もう一つ意識していることがあります。
不要になったモノは、できるだけ早く手放すことです。
そのために私がよく利用しているのがメルカリです。

これまでの取引を振り返ってみると、売った商品はすでに400件以上。
数万円で売れたモノもあれば、数百円で売ったモノもあります。

「数百円の商品まで、わざわざ出品する意味があるの?」
と思われるかもしれません。
しかし、400件以上売ってきて感じるのは、メルカリのメリットは単なる「お小遣い稼ぎ」ではないということです。
むしろ、モノに対する考え方そのものが変わったことの方が、私の資産形成には大きな影響を与えていると感じています。
今回は、私が400件以上のモノを売って分かった「資産形成とモノの付き合い方」について書いてみます。
メルカリでは意外なモノにも値段がつく
私がこれまで売った商品の中には、かなり幅広いものがあります。









今回、過去の売却履歴を振り返ってみると、高額だったTOP10にはこんな商品がありました。
| 商品 | 売却価格 |
|---|---|
| ポケモンスタンプ | 79,100円 |
| モンクレール ダウンジャケット | 50,000円 |
| iPhone 12 mini 64GB | 27,900円 |
| ニトリ アルミナ2 | 25,600円 |
| DARTSLIVE-200S | 20,000円 |
| Canon IXY Digital 25IS | 17,000円 |
| Nikon COOLPIX S6100 | 15,800円 |
| DJI Osmo Action | 15,200円 |
| SHOEI ヘルメット | 15,000円 |
| ナイキ エアジョーダン1 | 14,500円 |
この10商品だけでも、売却価格は合計280,100円です。
特に印象的なのが、ポケモンスタンプ。
(机の奥に20年ほど眠っていた少年雑誌の付録の切り抜きです)

なんと79,100円で売れました。
自分にとって不要になったモノでも、別の誰かにとってはお金を払ってでも欲しいモノだったわけです。
ここから私が学んだことがあります。
「自分にとって不要」と「市場価値がない」は全く違う。
使わなくなったからといって、すぐに捨ててしまえば価値は0円です。大きなものであれば粗大ゴミとして出すため、マイナスとなります。
しかし、必要としている人に渡すことができれば、再びお金に換えることができます。
400円の商品でも私は売る
一方で、私は高額商品だけを売っているわけではありません。
実際の履歴を見ると、400円や500円といった商品もたくさん売っています。
例えば400円の商品を売ったとします。
販売手数料を10%、送料を210円とすると、
400円 − 40円 − 210円 = 150円
手元に残るのは、たった150円です。
梱包して発送する手間まで考えれば、
「150円なら捨てた方が早い」
という考え方も十分合理的だと思います。
それでも私が売る理由の一つが、小さな取引も実績になるからです。
150円の利益と同時に、「取引実績+1件」が積み上がります。
それを繰り返した結果、私の販売実績は400件を超えました。
高額な商品を買う立場になって考えてみても、ほとんど取引実績のない人より、何百件もの取引を積み上げている人の方が安心感は持ちやすいでしょう。
つまり、小さな取引から得られるものは150円だけではありません。
現金と同時に「信用」も積み上げていると私はそう考えています。
もちろん、時間効率だけで考えれば、すべての低価格商品を出品するのが合理的とは限りません。400円で出してみて売れなければ、価値がないものとしてすぐに捨てるようにしています。
それでも「少額だから価値がない」と最初から切り捨てないことは、お金との付き合い方として大切だと思っています。
メルカリを使うようになって「買い方」が変わった
400件以上売って得られた最大のメリットは、実は売却金額ではないかもしれません。
大きかったのは、モノを買うときの考え方が変わったことです。
以前よりも、「これは本当に必要なのか?」「使わなくなったら売れるのか?」
「中古ではいくらくらいで取引されているのか?」
と考える癖がつきました。
つまり、モノを買う段階から出口を考えるようになったのです。
その結果、私の場合は衝動買いがほとんどなくなりました。
事例:本を買うときも「リセール価格」を確認する
分かりやすいのが、本です。
私は読書が好きなので、本には比較的お金を使います。
ただし、気になる本を見つけても、そのまま購入するとは限りません。
特に新刊や人気の本については、購入する前にメルカリで中古価格を確認することがあります。
例えば、新刊価格が1,800円だったとします。
メルカリを見ると、中古でも1,500円程度で売買されている。
こういう場合は、新品を購入してすぐに読みます。
そして、読み終わったら、なるべく早く売る。
仮に1,500円で売れたとして、
- 購入価格:1,800円
- 売却価格:1,500円
- 販売手数料:150円
- 送料:210円
なら、売却後に戻ってくるのは1,140円です。
つまり、1,800円 − 1,140円 = 660円
実質660円でその本を読むことができたことになります。
私はこれを、「1,800円の本を買った」
というより、「660円でその本から知識を得た」と考えています。
もちろん、気に入った本や何度も読み返したい本は手元に残します。
何でも売ればいいわけではありません。
重要なのは、所有すること自体が目的にならないことです。
モノは「購入価格」だけで判断しない
こうした経験から、私はモノの値段を見るときに、
購入価格 − 売却価格
という考え方をするようになりました。
例えば、10万円で購入して、数年間十分に使ったあと5万円で売れるモノ。
一方で、5万円で購入して、使わなくなったときにはほとんど値段がつかないモノ。
最終的な負担だけを考えると、両者にはそれほど大きな差がない可能性があります。
つまり、
高いモノを買う=浪費
安いモノを買う=節約
とは限りません。
だからこそ、私は購入価格だけでなく、「使い終わったあとにどれくらい価値が残るのか」も意識するようになりました。
これは株式投資にも少し似ていると思います。
「いくらで買うか」だけでなく、その先の価値まで考える。
モノを買うときにも、同じように出口を考えるようになりました。
モノを減らすと、本当に大切なモノが見えてくる
メルカリを使うメリットは、お金だけではありません。
もう一つ大きいのが、家からモノが減ることです。
使っていない服。読み終わった本。昔使っていた家電。
いつか使うかもしれないと思って取ってあるモノ。
こうしたモノを少しずつ手放していくと、部屋がかなりスッキリします。
そして私自身、モノが減ることで、「自分にとって本当に大切なモノは何なのか」
について考えるようになりました。
私は、何も持たないことを目指しているわけではありません。
好きなモノや、本当に必要なモノにはお金を使えばいいと思っています。
大切なのは、大切なモノを残すために、大切ではなくなったモノを手放すこと。
その結果、収納スペースだけでなく、頭の中まで少しスッキリしたように感じます。
「売る習慣」が衝動買いを減らしてくれた
もう1点良かった点としては、モノをたくさん売ったことで、モノを買わなくなったことです。
400件以上も出品していると、モノを手放す大変さも分かります。
写真を撮る。説明を書く。購入者とやり取りする。梱包する。発送する。
一つ一つは小さな作業ですが、正直めちゃくちゃ手間です。
妻のモノも売るのですが、面倒なので正直自分でメルカリして売ってくれと思っています。(そうするとモノが減らなくなるので本人には言いませんが)
だからこそ、買い物をするときに、
「これ、本当に必要かな?」
と一度考えるようになりました。
さらにリセール価格まで確認するようになると、勢いだけで買うことも減ります。
私の場合、「不要品を売る → モノが減る → 買い物について考える → 衝動買いが減る → さらにモノが増えにくくなる」という好循環ができました。
小さなお金をバカにしない
これは、私が投資を続けてきて感じていることとも共通します。
最初は小さな金額でも、積み上げれば大きくなります。
メルカリの150円も1株配当金が150円も同じ150円です。
「たったこれだけ?」と思うような金額かもしれません。
しかし、それを何百回、何年と積み重ねると景色が変わってきます。
前回紹介したような楽天ポイントも同じです。
私は2021年から投資を始め、現在では資産が5,000万円を超えるところまで積み上がりました。「小さなお金をバカにせずコツコツと積み上げる」という考え方は、資産形成にも共通していると思います。
まとめ:節約とは「何も買わないこと」ではない
メルカリで400件以上売って、私のモノに対する考え方はかなり変わりました。
今は、買う前に本当に必要か考える。
買うならリセールバリューも考える。
買ったら十分に使う。
役割を終えたら、価値が残っているうちにすぐに売る。
そして、必要なモノだけを残す。
これを繰り返しています。
節約というと、「欲しいものを我慢する」「とにかく安いものを買う」
というイメージがあります。
しかし、私は少し違うと思っています。
節約とは、自分にとって価値の低いモノに、お金とスペースを使わないこと。
欲しいものにはお金を使う。
その代わり、役割を終えたものには執着しない。
売れるなら次の人に渡し、現金に戻す。
そして、そのお金をまた自分にとって価値のあることや資産形成に使う。
メルカリで400件以上売って得た一番大きなものは、売上金そのものではなく、
「モノを所有すること」と「豊かに暮らすこと」は必ずしも同じではない
と気づけたことなのかもしれません。