ヤクルト本社から株主優待が届きました。
私は現在、ヤクルト本社を100株保有しています。
今回届いたのは、ヤクルトの自社商品を中心とした詰め合わせです。


内容は、そうめんやジュースなど。
個人的にはかなり好印象な株主優待でした。
ジュースは子どもが喜んで飲んでくれますし、そうめんなら家族全員で食べることができます。
株主優待は豪華さも嬉しいですが、結局使わなければ意味がありません。
その点、ヤクルトの優待は家族で普通に消費できる商品が届くところが気に入っています。
今回は株主優待の内容だけでなく、私がヤクルト本社を保有している理由についても改めて整理してみたいと思います。
100株からヤクルトの商品優待がもらえる
2026年度のヤクルト本社の株主優待は、3月31日時点で100株以上保有している株主が対象です。
「乳製品等」または「清涼飲料・乾めん等の詰め合わせ」から選択できます。
さらに3年以上継続保有すると追加商品、5年以上ではクオカードも追加される仕組みになっています。
9月末に100株以上保有している株主については、東京ヤクルトスワローズの公式ファンクラブ「スワローズクルー」に無料で入会できる特典もあります。
私は100株保有なので、株主優待を楽しみながら長期保有していく予定です。
私がヤクルト本社を保有している理由
私がヤクルト本社を評価している理由は、大きく3つあります。
1.高い収益力を持つ食品メーカー
ヤクルト本社の2026年3月期の業績は、
- 売上高:約4,864億円
- 営業利益:約451億円
- 営業利益率:9.3%
- 親会社株主に帰属する利益:約442億円
となりました。
前年の営業利益率11.1%からは低下しました。
国内乳製品の販売減少などによって減収減益となっているため、現在の業績を手放しで評価できる状況ではありません。
ただ、食品メーカーとしてこれまで高い利益率を維持してきた企業であり、私はヤクルトというブランドそのものに競争力があると考えています。
今後、再び利益率を10%以上に戻せるのかは注目しています。
2.最大の強みは「乳酸菌 シロタ株」とブランド力
私がヤクルトを評価している最大の理由が、乳酸菌 シロタ株を中心に築いてきたブランド力です。
乳酸菌飲料自体は珍しい商品ではありません。
スーパーへ行けば、ヤクルトより安い乳酸菌飲料はいくつも売られています。
それでも私は、多少値段が高くてもヤクルトを選びます。
これこそがブランド力だと思っています。
ヤクルトの代表的な「Newヤクルト」には、生きて腸内まで到達する乳酸菌 シロタ株が1本65mlあたり200億個含まれています。
また「Yakult1000」「Y1000」では、1mlあたり10億個という高密度で乳酸菌 シロタ株を含有しています。
ヤクルトは長年にわたって乳酸菌 シロタ株の研究を続けており、
「乳酸菌飲料といえばヤクルト」
というイメージを作り上げてきたこと自体が、大きな資産だと思っています。
競合企業が似た乳酸菌飲料を作ることはできても、長年積み上げてきた研究実績やブランドイメージまで短期間で再現することは難しいと考えています
私はここをヤクルトの参入障壁として評価しています。
3.国内だけでなく海外で成長できる可能性がある
もう一つ魅力を感じているのが海外展開です。
2026年3月期の食品・飲料事業を見ると、
- 国内:約2,296億円
- 海外:約2,400億円
となっています。
すでに海外事業の売上規模は国内とほぼ同じです。
地域別では、
- 米州:約911億円
- アジア・オセアニア:約1,362億円
- 欧州:約126億円
となっており、特にアジア・オセアニアの存在感が大きくなっています。
連結売上に占める海外事業の割合は約48%です。
つまりヤクルトは、すでに「日本国内だけで稼ぐ食品メーカー」ではありません。
今後、日本では人口減少が続きます。
国内だけで成長し続けることは簡単ではありません。
その点、アジアをはじめとした海外市場にも事業基盤を持っていることは大きな強みだと思っています。
会社側も2027年3月期について、海外食品・飲料事業の売上高を2,806億円と予想しています。
特にアジア・オセアニアは1,539億円と、2026年3月期の1,362億円から13%増を見込んでいます。
海外事業が今後も成長していけば、日本の人口減少を補うことができる可能性があります。
一方で、中国など海外事業にはリスクもある
もちろん海外展開をしているから安心というわけではありません。
むしろ私がヤクルトに対して気になっているポイントの一つが、海外事業の不確実性です。
特に中国については、
- 景気動向
- 消費環境
- 政治・規制
- 為替
- 日中関係
など、自社だけではコントロールできない要素があります。
人口が増える国に進出すれば必ず成長できるほど単純ではありません。
実際、海外事業は為替の影響も大きく受けます。
2026年3月期も、海外食品・飲料事業は現地通貨ベースでは販売・利益が伸びたものの、為替の影響によって円換算では利益が減少しました。
この点は長期保有するうえで注意して見ていこうと思っています
2027年3月期は売上成長を予想する一方、利益はまだ弱い
会社側の2027年3月期予想は、
- 売上高:5,270億円
- 営業利益:440億円
- 経常利益:575億円
- 親会社株主に帰属する利益:465億円
です。
売上高は前年から約8%増える見込みですが、営業利益は451億円から440億円へ約3%減る予想です。
国内では原材料価格の上昇などが利益を圧迫すると見込まれています。
一方、海外については販売本数の増加などによって増収増益を見込んでいます。
つまり現在のヤクルトは、
「海外成長には期待できるが、利益面ではまだ順調とは言えない」
と私は見ています。
そのため、積極的に買い増さず、現状のまま保有
国内では人口減少という長期的な課題があり、
海外事業にも、中国をはじめとしたカントリーリスクがあります。
そして2026年3月期の営業利益率は9.3%まで低下しており、2027年3月期も営業減益予想です。
企業としての強みは評価していますが、成長について不確実な部分もあります。
そのため私は、
「積極的に買い増す銘柄」ではなく、「100株以上を保有しながら長期的な成長を待つ銘柄」
という位置づけにしています。
株主優待を楽しみながら長期保有する
今回届いた株主優待も、長期保有を楽しむ理由の一つです。
ジュースは子どもが喜んでくれる。
そうめんは家族全員で食べられる。
投資によるリターンは、配当金や株価上昇だけではありません。
こうして企業の商品が自宅に届き、
「自分が株主になっている会社の商品を家族で楽しむ」
というのも、個別株投資ならではの面白さだと思っています。
もちろん株主優待があるという理由だけで保有するつもりはありません。
私がヤクルトを保有する一番の理由は、
乳酸菌 シロタ株を軸にしたブランド力と、それを世界へ展開できる事業基盤
です。
多少高くてもヤクルトを選ぶ。
自分自身が消費者としてそう感じるブランドだからこそ、株主としても魅力を感じています。
まとめ:ヤクルト本社は100株を長期保有
ヤクルト本社には、
- 高いブランド力
- 乳酸菌 シロタ株という独自資産
- 海外売上比率約48%
- アジア・オセアニアを中心とした成長余地
- 家族で楽しめる株主優待
という魅力があります。
一方で、
- 日本の人口減少
- 国内販売の弱さ
- 中国などのカントリーリスク
- 為替変動
- 足元の利益率低下
といったリスクもあります。
そのため、私は現時点では積極的に買い増すつもりはありません。
今保有している100株をそのまま維持していく予定です。
株主優待を家族で楽しみながら、配当を受け取り、シロタ株というブランドを武器にヤクルトが世界で成長していくのを長い目で見ていきたいと思っています。
株主優待を楽しみながら、企業の成長を時間をかけて待つ。
ヤクルト本社は、今の私にとってそんな付き合い方をしたい銘柄です。