毎日働いて、給料をもらい、貯金をする。
周りから見れば、普通で何も間違っていない。
でも心の奥に、言葉にできない違和感があった。
「貯金が30歳で100万円程度しかない。このままで、本当にいいのだろうか。」
その問いに答えをくれたのが、3冊の本だった。
① 『株式投資の未来』― 安心が崩れた瞬間
ジェレミー・シーゲル の『株式投資』

引用:株式投資(ジェレミー・シーゲル)
ページをめくりながら、私は何度も立ち止まった。
200年以上のデータ。
インフレを超え、債券を超え、金を超えた資産は株式だった。
「ずっと貯金してきた自分は何をしていたんだろう。」
合理的だと思っていたものが、
実は“合理的ではない判断”だったかもしれない。衝撃だった。
② 『21世紀の資本』― 背筋が冷えた夜
トマ・ピケティ の
『21世紀の資本』を読んだ夜は忘れられない。
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資本収益率4〜5%。
経済成長率1〜2%。
つまり、働くよりも、資本に働いてもらう方が効率が良い。
私はしばらく考えた。
頭では理解できる。でも感情が追いつかなかった。
汗水かいて働くよりも、資産を持つ方がお金持ちになるということ。
さらに追い打ちをかけたのが、
世界の富裕層1%が世界の富の約20%を保有しているという事実。
例えば、100人の村に100万円があったとして。
1人に20万円。
残り99人で80万円。
実際は均等にはならないが均等であったとしても1人8,000円。
そのイメージが、強烈だった。
貧富の差を主張したい訳ではなく、その事実を気づくことが重要。
このまま労働収入だけに依存していたら、
私はずっと“持たない側”に固定されるのではないか、と。
③ 『金持ち父さん貧乏父さん』ー行動しないことこそが最大のリスクであること
『金持ち父さん貧乏父さん』。
著者の ロバート・キヨサキ が書いた言葉が刺さった。
知らないこと、行動しないことが最大のリスク。
私はこれまで、
「リスクを取らない自分が正しい」と思っていた。
でもそれは違った。
私はリスクを避けていたのではなく、
考えることを避けていただけだった。
まとめ
3冊の本は、それぞれ違う角度から同じことを教えてくれた。
歴史は、株式が最も合理的だったこと。
構造は、資本を持つ者が有利であること。
そして、行動しないことこそが最大のリスクであること。
私はようやく理解した。
収入の多さも大事だが、それよりも重要なのは
どちら側に立つか
労働だけに依存する側か。
資本も持つ側か。
どちらが正解という話ではない。
私はサラリーマンで投資をしているハイブリッドな状態。
でも、知らなかった頃の私は「選べてすらいなかった」。
それが一番の問題だった。