自社株買いの逆は、ひと言でいうと👇
株式の発行(新株発行)・希薄化
もう少し噛み砕いて説明しますね。
- 自社株買い:「株主1人あたりのピザを大きくする」
- 新株発行:「ピザを増やさず、人数だけ増やす」
自社株買いの逆で起きること
自社株買い
👉 会社が自社の株を購入することで、市場に出ている株を減らす
👉 需要と供給のバランスのイメージで、供給が減るため1株あたりの価値が上がりやすい
その逆は当然、
👉 株を増やす
👉 1株あたりの価値が薄まる
これを一般に 「株式の希薄化(ダイリューション)」 と呼びます。
具体的なパターン3つ
① 新株発行(公募増資・第三者割当増資)
会社が新しく株を発行して資金調達するケース。
- 発行株数が増える
- EPS(1株利益)は下がりやすい
- 株価は短期的に下落しやすい
成長投資のためならOKですが、
赤字穴埋めや場当たり的な増資だと株主にとっては痛手です。
② ストックオプションの行使
役員や社員がストックオプションを行使すると、
- 市場に出回る株が増える
- 既存株主の取り分が減る
インセンティブとしては健全ですが、
出し過ぎると株主価値は薄まるので要チェック。
③ 転換社債(CB)の株式転換
最初は「借金」ですが、後に株に変わるタイプ。
- 表面上は負債
- 将来、株数が増える可能性あり
決算書だけ見ていると気づきにくい、
**“隠れ希薄化”**です。
改めて、一言で言うと
- 自社株買い:
「株主1人あたりのピザを大きくする」 - 新株発行:
「ピザを増やさず、人数だけ増やす」
…そりゃ薄まりますよね🍕
重要なのは「善悪」ではなく「目的」
ここは誤解されがちですが、
- 自社株買い=常に正義
- 新株発行=常に悪
ではありません。
- 成長投資でリターンが出るなら増資はプラス
- 成熟企業で希薄化だけ進むのはマイナス
企業のフェーズと使い道次第です。