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「いくらあれば幸せか?」を数字で考えてみる

「年収はいくらあれば幸せになれるんですか?」

投資やお金の話をしていると、必ず出てくる質問です。
幸福度と年収の関係は、一般的に年収800万円〜1000万円(世帯年収)で満足度が頭打ちになるという研究(ダニエル・カーネマン等の7.5万ドル説)が有名です。(下の図のグラフのAのようなイメージ)

出所:シンプルで合理的な人生設計(著:橘玲)


まず結論:幸せは年収では決まらないが、生活に不安・不満を感じない程度の収入は必要

いきなり夢を壊すようですが、

  • 年収300万円でも幸せな人はいる
  • 年収1,000万円でも不幸な人はいる

これは事実。

ただし同時に、

👉 「お金が足りない不幸」は確実に存在する

これもまた事実です。


幸せを分解すると「3つのお金」に行き着く

幸せを感覚論で語ると迷子になるので、一旦私なりの解釈でお金の効果を3つ(①生活を守るお金②選択肢を増やすお金③心が満たされるお金)に分解してみます。

① 生活を守るお金(守り)

  • 家賃・食費・光熱費
  • 医療・保険
  • 最低限の貯金

まず1丁目1番地でここが足りないと、
幸せ以前に常に不安

日本なら、住む場所にもよるが
👉 手取り月20〜25万円(年収350〜450万円)
このあたりで「不安がかなり減る」人が多い。


② 選択肢を増やすお金(自由)

次に大事なのがこれ。

  • 嫌な仕事を辞められる
  • 住む場所を変えられる
  • お金で買えるものであれば、選択の幅が広がる(移動時間をタクシーで浮かすなど)


③ 心が満たされるお金(楽しみ)

  • 旅行
  • 趣味
  • 人との時間
  • 学び

ここで重要なのは、

👉 金額より自分がそれに価値を感じれるか

高級レストランより家飲みが好きな人もいれば、
車などのモノより旅行など経験にお金を使いたい人もいる。

幸せの考え方は、人によって全然違うということを理解する。


有名な研究が示す「幸せの年収ライン」

ここで、もう一度先ほどのグラフを見てみましょう。

出所:シンプルで合理的な人生設計(著:橘玲)

年収が増えるほど幸福度は上がるが、あるラインを超えると伸びが鈍化する

日本でよく言われるのは、

👉 年収800万円あたり

ここを超えると、なんとなくのイメージでお伝えすると、

年収200万円の時は50万円年収が増えてかなり嬉しかったのにも関わらず、1000万円の人は50万円増えてもそこまで嬉しくないと言った感覚かと思います。また、さらなる高年収を望むと

  • 責任の重さ
  • 激務(時間の拘束)

など、ストレスも一緒に増えやすい傾向にあるため

お金が増えても、必ずしも幸せは等倍では増えない

ということを認識しておくことが必要かと思います。


危険なのは「他人基準のゴール設定」

一番不幸になるパターンがこれ。

  • 周りが年収600万 → 自分も600万ないと恥ずかしい
  • SNSで派手に遊んでいる写真を見る→ それに比べて自分は…

これを克服しようとしても、いつまで経っても達成することはありません。

なぜなら、上には必ず上がいるから。


「いくらあれば幸せか?」の答え

答えはこうなります。

今の生活に不安がなく
嫌なら離れられて
好きなことにお金を使えているか

これを満たす金額。

それがあなたにとっての「ちょうどいいお金」


まとめ:幸せは「金額」の高さではなく「余白」

  • 幸せに最低限必要なお金はある
  • でも、際限なく増やす必要はない
  • 比べる相手は他人じゃない
  • ゴールは「自分基準」でいい

平均年収400万円でも、高年収1,000万円でもなく、「今の自分が好きか、納得して生活しているか」