―「資産が働くだけ」のフェーズ検証―
ここでは、20年目で新規入金を完全に停止し、その後は運用益のみ(年5%)で資産がどう推移するかを確認したいと思います。

前提条件
- 初期資産:3,000万円
- 年間投資:450万円(20年目まで)
- 想定利回り:年5%
- 投資期間:30年
- 21年目以降は追加投資ゼロ
数値で見る資産推移(要点)
- 20年目:約2.3億円
- 25年目:約2.9億円
- 30年目:約3.7億円
👉 入金を止めても、10年間で約1.4億円増加
これは完全に「複利のみ」による成長
グラフで見ると何が起きているか
① 20年目で“傾きは落ちない”
入金を止めると成長が止まると思われがちだが、このシミュレーションからは
傾きはほぼ維持されたまま右肩上がりを続ける。
理由は単純で、
- 元本がすでに大きい
- 5%の絶対額が巨大
だから。
② 年間増加額は1,000万円超
- 20年目時点での年間増加額は
- 2.3億円 × 5% ≒ 1,150万円/年
👉 これは、
現役時代の年間投資額450万円の2.5倍以上
働いて投資する金額よりも倍以上差がある状況。
労働よりも資産が完全に主役になっている。
③ 労働・入金からの解放
このフェーズでは、
- 追加投資しなくても
- 相場を当てなくても
- 売買を繰り返さなくても
資産は増え続ける。
つまり、
「働かなくても資産が増える状態」が構造的に完成している。
戦略的な意味合い
なぜ20年目で止めても問題ないのか
それは、
20年目までに“複利が自走するサイズ”に達しているから。
目安としては、
- 年間運用益 > 年間生活費
- 年間運用益 > 年間入金額
この条件を満たした時点で、
入金継続は「必須」から「選択」に変わる。
まとめ
20年間かけて資産を育て切れば、その後は追加投資をしなくても資産は増え続ける。
このフェーズに入ると、投資は“努力”ではなく“仕組み”になる。
富裕層とは、金額の問題ではなく、「資産が自走している状態」を指すのだと思う。